回復への試行錯誤⑤自分を褒める「でかした!」記録
摂食障害になって、私がどれだけ自分を追い込み、自分を責め、自分を認めず、自分に高すぎるハードルを設定しがちな性格なのか、よくよくわかってきました。
この病になったのも、私の内なる声が「そろそろ無理な生き方をやめて、心地よく生きてこーよ」って、訴え続けてきた結果なのかも……なんて最近は思います。
過食嘔吐は苦しいけど、これもまた、体と心が気づかせてくれた大事なサインなのかなって。
摂食障害を治すために、体にとって必要な栄養成分で、体と心を満たす!
……というのは最近、取り入れていますが、もうひとつ。
「自分を褒める」言葉をかけることも、心を満たす(結果的に体も満たされる)ために大事な要素だなと思います。
人に褒められるのは、もちろん嬉しい。
だけど、自分が自分を認められていないと、褒められても「ほんとですかぁ?」って半信半疑で、ちっとも嬉しくない。
吐くことでキープしている体型を褒められても、なんだか嘘ついてるような心苦しさがあって、素直に喜べないようにね。
私は、私を「でかした!」って素直に思えて、そのことを人に褒められたら嬉しいと思う。
というか、自分のこと「やるじゃん」「いい感じじゃん」って思っていたら、別に人に褒めてもらわなくてもいいや。
そしたら、どんな体型・どんな病気の私でも「悪くないな」って思える気がする。
最近、自然とそう思うようになってきました。
ただ、今こんな高低差の激しいメンタルで、高すぎるハードルを設定しても、全然飛び越えられそうもないから(笑)
超低いハードルを超えられるたびに「心身ともにダウンしている今、こんなことができたなんて偉いじゃん!」と、こつこつ褒めることにしました。
こう考えるに至るまでには、この優しい本↓がヒントとなりました。
今日は、自分を甘やかす いつもの毎日をちょっと愛せるようになる48のコツ
- 作者: 夏生さえり
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2017/04/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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というわけで、最近の「でかした!」記録はこんな感じ。
●出しっぱなしにしていた、冬のブーツを片付けた
●しまいっぱなしにしていた、夏のサンダルを出した
●間違えて2枚購入してしまった、ワンピースの1着を返品した
●摂食障害の専門書で、母に読んでほしい箇所をコピーした
●体重計を取り出しにくい場所に片づけた(しばらく乗らない)
●英語の再勉強用に素敵なノートを買った
●ポプリをいただいたお返しの紅茶&お手紙を用意した
●険悪な雰囲気になってたダンス仲間と笑顔で話せた
●お腹が満たされたと思ったら箸を置き、残りを冷蔵庫にストックできた
●過食嘔吐した翌朝も凹みすぎず、改善点を探すほうに意識を向けられた
ハードル、激低ですけど……いいんです!!
「前々からやろうと思ってたけど、摂食障害を自覚して以降、いろいろ手につかなくなって、ほったらかしてたこと」を、少しずつ片付けています。
「あれもこれもできてない」ことよりも
「でも、これくらいはできたんだから、偉いじゃん」を大切に。
毎日こんなにポジティブではいられないけど(笑)
ちょっとずつ自分を信じられるようになれば、「食べること、そして生きること」に対する意識が変わっていくはずだと信じています。