心の底から、本気で「健康的に痩せよう」と思った(涙)
プロのダンサーのレッスンを拝見しました。しかも間近で、真横から……!!
細くて薄くて華奢な、とても美しい体。
でも、その「細さ」は、か細くはない。
しかるべきところに、きちんと筋肉がついて、動くとその筋肉がキュッと締まって陰影がつき、芸術作品のようにキレイ。
かといって、ムキムキとたくましいわけでもない。
細く長く引っ張って筋肉を使っていて、かつ柔軟性もあるので、あくまで「しなやか」。
しなやかでありながら、とてもパワフル!
この細い体のどこにそんなエネルギーがあるのかと驚くほど、力強く床を踏み、同時に体を引き上げて踊る。
力強いから安定感があり、生命力があふれてる……。
見ていて涙がにじむほど、美しくて。
これほどの体、そして技術を磨くまでにかけてきた努力は、どれほどのものだったのだろう。
しかもその努力には期限がない。プロとして踊り続ける限り、その努力と創意工夫はエンドレスだ。
彼女を見ていたら、とても強く「健康的に痩せたい」と思った。
こんなに強く「健康的に痩せたい」と願ったことはないかもしれない。
今までの私は「もっと糖質量を抑えなきゃ」とか「カロリーも低くしないと」とか「日に一食だけでいいや」とか、そういう無理をすることがダイエットだと思ってきました。
だから今まで、体だけじゃなく、心にまで「不健康なダイエット」を強いてきた。
それで摂食障害にもなってしまって、こんなに不健康な心身の私は、当たり前だけど、なりたかった私じゃない。
私がなりたかったのは、
パワフルに踊れる強さがあって、
しなやかで美しい筋肉を持った
「細い体」「華奢な体」でした。
私は確かに少しは痩せたけれど、
それによって心が蝕まれて
生きる喜びすら感じられなくなって、
下半身はむくんで太いままで
全然、願ったような体じゃない。
プロである彼女は、心身ともにとても健康的。その力強い生命力が、ただすっと姿勢を正して立っているだけで、伝わってくる。
だからあれほど細くて薄い体でも、人が心配するような不健康さが、カケラもない。当たり前だけど、アスリートばりの体力を使うので、毎日ちゃんと食べているしね。
健やかでパワフルで、健全な心を持っているからこそ、真剣に体と向き合って日々磨きをかけ、悩んだときも創意工夫を重ねて、乗り越えているんじゃないかな。
あんなふうになりたい、って心から思った。
もちろん、プロダンサーのような体にはなれないけど(笑)
理想的な体になれなかったのだから、私のダイエットは間違えていたんだ。
今まで「痩せた」と喜んで、その体に固執してきたけど、こんな状態の体(と心)に固執する意味がどこにあるんだろう?
これまで過食嘔吐を治すためには「きちんと食べることが大事」と、さんざん読んできました。そのために「一度、太る覚悟をしないといけない」「あとで体重は戻るから大丈夫」って。
以下で、ステップあやさんが書いてるようなことも、何度も何度も読んできた↓
●「食べない」ことで栄養不足に陥っているから、体はどんどんそれを吸収して、ダイエットしてるのに結果的に太ってしまう⇒だからまず栄養不足を解消する
●栄養不足のせいで、心は抑うつ状態になりやすくなり、ストレス過多になるから過食嘔吐が治まらない⇒だからまず栄養不足を解消する
栄養不足を解消するためには、今まで「太るのが怖いから」と避けてきたもの(私の場合は糖質やカロリー)を摂取する必要がある。
でも、それを阻むのが「一度、太る覚悟をしないといけない」ということでした。
ステップあやさんもそうだけど、ダイエットカウンセラーや ボディメイクの人たちも、こぞって口にするのが「太る覚悟」について。
「今の体型が理想的じゃなかったり、無理なダイエットを強いて不調をきたしているなら、ほかの方法でやり直しをすること。やり直すときは一時的に体重は増えるけれど、また元に戻っていくものだから『太る覚悟』も必要」
というような言葉を何度も何度も読んだ。
みんな必ず「あとで体重は戻るから大丈夫」って言う。
でも怖かった。
頭では理解できても、やっぱり糖質を摂り過ぎた日は「太ってしまう」と怖くなって、吐いてなかったことにしてしまう。
それで、お腹がぺったんこになって、一瞬は嬉しいの。でも、よく見ると下半身は相変わらず太い……全然、痩せていないし、理想的な体なんかじゃない。
頭のなかは、相反する想いで、ぐるぐる。
もっと痩せたい心と、過食嘔吐をやめたい心。
糖質やカロリーを摂ろうと頑張る心と、それじゃ太ってしまうと怖がる心。
相反する心がいつも行ったり来たりしているから、本気で摂食障害を治したいと思っても、なかなか本腰を入れて「よし、糖質をちゃんと摂ろう」とはならない。
いつまでたっても中途半端、でした。
でも、美しい体と健やかな心で力強く踊るダンサーを観て、私は思いました。
健康的に痩せよう。
そのために食べよう。
今まで「痩せたい心」を手放さなきゃいけないと思ってきたけど、それは違うんだよね。
「痩せたい心」は持っていてよくて、私が理想とする体を手に入れるために「まずは太ってもいいとする」。
最近のブログで、あやさんが書いていたこと、そのまんまです。
★太りたくない「から」食べよう、太ること覚悟しよう(え?)|摂食障害・生き辛さからラクになりたい人が読むブログ~18年の摂食障害を越えて
ちゃんと
食事と心身のつながり理解したら
太りたくない「から」食べよう、
太るの怖い「から」太る過程は覚悟しよう
って考えになったんだよ。
この言葉が、頭のなかに残っていたんだと思う。
それがダンサーさんを観ているときに、ピタリとつながった。
そう。太りたくないよ、痩せたいよ、って心はたぶん変わらない。
うちのママだっていまだに年中、言ってるくらいだし(笑)
だからその気持ちは手放さない。むしろ、とてもとても大事にする!
大事にするからこそ、健康的に痩せたいです。
今度こそ、心身ともに健康的にスッキリと細い体になりたい。
そのために今できること……それは、食べること。
体の栄養バランスを整えて、心身ともにストレスの少ない状態にして、その上で「私にとって無理なく痩せる方法」をつかんでいきたい。
食べるようにする代わりに、ふたつのことを決めました。
踊ることはやめない。
筋トレを日課にする。
鏡を見るのが辛いからダンスをやめたくなる日があるのだけど、体の細さばかりに注目するより、たとえば「ここの筋肉が使えるようになってきたな」とか、ボディバランスを見るようにしたい。
そのためにも最近、よく家やスタジオで筋トレをしているので、その習慣を続けていきたいです。
今日は大好きなポテトを食べました♡
あと、鶏つくね、鶏ももの塩焼き、煮たまごも。
途中で何度も、糖質量を計算したし、バランス的には明らかに脂質が多すぎるし、量も食べすぎだし……とか考えて、吐きたいよって思ったけれど、ぐっと堪えた。
好きなものが、私の体を作ってくれるんだ。それのおかげでパワーが出るんだものって思ったら「鶏と卵、じゃがいもに感謝」って思えた。
たくさん食べたし、たくさん考えごとをしたせいか、夕飯のあとすぐに寝落ちしちゃったのですが(汗)
起きたら不思議なくらい、お腹がぺったんこ。お通じもいい(これ大事)。
怖がる心はまだあるけれど、意識が変わってきてる。
あんなふうに美しく踊れるような、健康的な細い美ボディをいつの日か!!
そのために、今はまず食材と栄養素の力を借りよう……
おいしくいただきます。どうぞよろしくお願いします。