3回目の診察@心療内科/変なポーズでネガティブ思考!?
先日は心療内科、3回目の診察でした。
前日に過食嘔吐して、その朝にひどい腹痛に見舞われ、さらに謎の発疹も出ていて、精神的にも肉体的にもボロボロに落ち込んでいた私。
「夕方に診察とセラピーがある」ことだけが心の支えでした。
ずどーんと落ち込んだ暗い気分のまま、先生のもとへ。
当然、背中は丸まって声も暗く、ため息ばかりで「またやってしまいました…治らないです…」と告げ、どんより。
そんな私に、先生は「ちょっと、これやってみましょう」と提案してくれました。
両手でダブルピースサインをしたら、そのまま左手を斜め上にまっすぐに伸ばします。右手もピースしたまま、口元につける。左目で左手のピースを見ながら、右のピースを顔につけたまま、左右のピースサインが重なる位置まで右手を移動させる。
相当、へんてこなポーズです。
左手は斜め上に向けてピース、右手は鼻の下あたりでピース、顔は自然と上向き。
そして先生は言いました。
「このポーズで、ネガティブ思考ってできますか? 『あ~、私また過食しちゃったなぁ、なんてダメなんだろう、また吐いちゃってどうしよう』って言えます?」
笑っちゃって、全然言えません(笑)
言おうと思っても、こんな変なポーズだと暗い言葉が出てこない。
さらに、先生が提案してくれたのはこれ。
友達とカラオケに来ていることを想像する。相手は気の置けない友人で、たとえば「この曲、サビしか知らないけど入れてみよう」とか「かなりマニアックで誰も知らない曲だけど、好きに入れちゃえ」と、好き放題に歌えるほどの親友。そんな人たちと一緒にいるカラオケで、友達が歌っているときに、どんな感じでノってるかをイメージしてみる。
私の場合は、手拍子しながら体を揺らすかなぁと思ったので、そうしてみました。
そうすると、先生は言いました。
「いいですね、手拍子しながらノリますよね。その状態で、またネガティブなこと、言えますか?」
言えません……
言おうと思っても、まるでコントみたいで、バカみたいに思えてきます。
ノリノリで「なんで私、摂食障害になっちゃったんだろう。でも太りたくないし、太った私なんてダメだし、だけど吐いてる自分はもっと嫌いだし、ツライツライ」って……本当に無理(笑)
先生は笑顔で「ね、人の頭なんて、体の使い方ひとつで、いくらでも切り替わるんですよ。そんなもんなんですよ」と言いました。
気持ちを一瞬で切り替える方法、
それは、体の使い方(ポーズや動き)ひとつで、いくらでも切り替わる。
背中を丸めて考えつづけている限り、切り替わりようがない。
このことを学んで、私の心はかなり楽になりました。
私を追い込んでいるのは、私自身。
過食衝動に駆られると自分がコントロールできなくて、どんどん自分が信じられなくなって、自分が嫌いになっていったけど、こんなポーズや動きひとつで、私の思考は簡単に切り替わるんだ!!
そう思えたら自信がついてきました。
過食嘔吐をするたび、自分への不信感が高まると「どうせ治らない」「長年かかるんだ」ってあきらめてしまいがち。
でも、自分のことを信じてあげようと思ったら、少しずつ「きっと治る」「時間がかかっても大丈夫」って思えるようになってきた。
大きな、大きな一歩です。