3歩進んで2歩下がってもいい~ダイエットと摂食障害と素直な心

大好きなダンスをもっと上手に踊りたくて、糖質制限ダイエットを始めたらつい行き過ぎて、摂食障害を患ってしまいました。今は治すためにセラピーを受けながら、健康的なダイエットを模索しています。日々「私ってこういう人間だったんだ」と、病気から学ぶことがたくさん! 回復記録、揺り戻し記録、克服のヒント、素直な気持ちを書き綴っていきます★

「満腹」サインを感じるためには

いつからだろう……

満腹中枢がきちんと働かなくなっていた。

 

厳密な糖質制限をして、そのあとカロリー制限もして、野菜ばかり食べて、いつも満たされない気分で、お腹が空いていて、でも食べたくなくて、食べられなくて。

そんな日々が続くうち、たとえば友達と外食して、相手が「お腹いっぱいで苦しい」「これ以上、食べるの無理」とか言うたびに、こう思うことが増えていった。

 

「私まだまだ食べられるけどな…」

「なんで私はお腹いっぱいにならないんだろう」

「自分があとどれだけ食べれば満腹になるかわからない」

「やっぱり私は大食漢なんだ、きっと太ってしまうんだ」

 

普段ほとんど食べていないのに、外食してアルコールが入ると、不思議なくらい、どこでも食べられてしまう。

胃は小さくなっているはずなのに、満腹だっていう感覚がないから、いくらでも詰め込むことができる。

だからよく、友達とバイバイしたあとに、ひとりでバーに入っておつまみを食べたり、コンビニでお惣菜を買ったりするようになった。

これが過食嘔吐のはじまりでした。

 

どうしても、お腹がいっぱいっていうサインが体から出ない。

たまに酔って過食している最中、もういらないなって思うときはあったけど、それより「今しか食べられないのだから、どうせ吐くし食べちゃえ」って欲求のほうが強くて、苦しくても詰め込んでた。

 

今ではようやく理由がわかります。

いつも厳しすぎる糖質制限&カロリー制限で、体は飢餓状態になっていて「もっと栄養を、もっとエネルギーを」って求めていたんだろう。

 

それがですね……

ここ最近、とくにお酒をぐっと控えて、ゆっくり食事を”楽しむ”ようになってから、ようやく、ようやく

ちゃんと「お腹いっぱい、満腹です」ってサインが出るようになりました(涙)

 

そのサインがあれば

「お腹いっぱいで苦しいから、もうやめよう」

ということはもちろんだけど

「そろそろ満腹になりそうだから、このへんで止めておこう」

って、少し手前で食事をやめることも可能。

 

普通の人にとっては当たり前のこと……こんな感覚もわからなくなってたんだ、って驚くことが本当に多いです。

 

私がちゃんと「満腹サイン」を感じるには、以下の条件が必要のようです。

●お酒を飲みすぎない(最初の2杯まではOK、それ以降はお茶がベター)

●ゆっくりと、よく噛んで食べる(一口を大きくせず、少しずつ味わう)

●会話しながら食べない(会話中は話に専念し、聞き手のときだけ食べる)

●胃のあたりが温まってきたら、ちょっと間を置いて満腹度合いを確認

 

外食のときは難しい場合もあるし、毎回そううまくはいかないけれど……

まずは家での食事からこのルールに慣れていって、外食のときも、そういう食べ方・感じ方ができるようになれば、と思います。

 

ほんと、毎日が実験(笑)。ゆるゆると続けてみます!

 

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