3歩進んで2歩下がってもいい~ダイエットと摂食障害と素直な心

大好きなダンスをもっと上手に踊りたくて、糖質制限ダイエットを始めたらつい行き過ぎて、摂食障害を患ってしまいました。今は治すためにセラピーを受けながら、健康的なダイエットを模索しています。日々「私ってこういう人間だったんだ」と、病気から学ぶことがたくさん! 回復記録、揺り戻し記録、克服のヒント、素直な気持ちを書き綴っていきます★

強烈なコンプレックスに打ち勝ったダンサー

美しいバレエダンサーがいます。

アメリカ、ボストン・バレエ団のプリンシパル(最高位のダンサー)であり、世界中の名だたるバレエ団やガラ公演への客演が続く、倉永美沙さん。

 

小柄ながら力強い踊りと正確なテクニック、華やかな美貌、丁寧な感情表現に魅了されるファン多数。私もファンのひとりです。

 

現在、トップダンサーとして活躍する彼女ですが、留学先も就職したバレエ団もアメリカで、自分とは異なる容姿(高い身長、長い手足、目鼻立ちのはっきりした顔など)のライバルに囲まれて苦しんだ過去があるそうです。

 

以下で語られる、かつて抱いていた「見た目の欠点」へのモノローグは壮絶……

こんなに美しい人でさえ、こんなふうに自分の容姿を評価し、悩んでいた時期があったんだと思うと、今「痩せたい心」を発端にした病気を抱えている身としては涙が出ます。

 


自分のDNAの限界を超えて運命を変える-倉永美沙 #changedestiny

 

この映像、摂食障害にかかる前(正確には自覚する前)に観ていたのですが、そのときは「とくに欧米で活躍するダンサーは大変だよね…」と思って観ていただけでした。

英国ロイヤル・バレエ団のプリマとして活躍した吉田都さんも、かつてはその容姿のコンプレックスに悩んだと聞きます。

 

でも、病を自覚した今は、この映像が涙なしには見られませんでした。

 

彼女は摂食障害にかかった方ではありませんが……

これほど強烈な劣等感を乗り越えるために、どれほど「自分の踊り」を見出すために努力しただろうと思うと、その強さが胸を打ちます。

いま、あれだけ美しい踊りを見せてくれるのは、コンプレックスを乗り越え、自分だけの魅力に誇りを感じながら、踊っているからだと思います。

 

以下に、この映像に関する詳しいインタビューが載っています。

 

www.huffingtonpost.jp

 

 

以下の言葉、今でも「痩せたい」とか「痩せてないと私はダメだ(認めてもらえない)」とか思ってしまう自分に、何度も言って聞かせたいです。

 

生まれ持った資質や所属といった“所与の運命”は、絶対ではないのです。誰もがコンプレックスを抱えて生まれてきます。他人の価値観に揺るがされることなく、自分のゴールに向かって突き進むことこそが運命を変える方法だと私は信じています 

 

彼女の語る、この言葉を胸に……

摂食障害を少しずつ、少しずつ、治していきたいと強く思います。

「どんな私でもいい」って誇りをもって生きること。

それが私の今のゴールだから。

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 過食症・過食嘔吐へ
にほんブログ村