回復への試行錯誤③少し先の未来を想う
過食嘔吐しないで済んだ翌日は、前向きで明るい気分で過ごせます。
とっても極端……病気に振り回されてるな、と改めて思い知ります。
今日は「少し先の未来」について、考えてみました。
先日、心療内科の先生に言われたことが、ちょっと頭に残っていたのです。
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このときは「本当に送りたい毎日」という、日常の姿について考えることがテーマだったのですが、今日はもう少しビッグイベントについて考えてみました。
私は旅が好きで、普段はけっこうアクティブに歩き回る旅をします。
都会が好きなので、都市に長めに滞在して、そこを起点に周辺の街をめぐるような旅。
でも今「どんな旅がしたい?」と自分に問いかけたら、その答えは「なにもせずに、のんびりとリラックスできる旅」でした。
ハワイとか、バリ島とか、沖縄とかね……南国が希望!
そういう「いかにもバカンス」な旅のイメージがわいてきました。
10年くらい前、家族でハワイに行ったときに撮影した写真です。
これを見ながら、父と「お腹いっぱいで苦しい~」と言いながらハンバーガーを分け合っり、南国らしい甘いカクテルを飲んだり、母とアイスをなめながら歩いたりしたことを思い出しました。
ハワイでも「昨夜は過食嘔吐したから、体調も気分も最悪」と言って過ごしたいか?
答えはもちろん、ノーです。
ハワイでも「絶対太れないから食べちゃダメ!!」と、食べものを怖がって過ごしたいか?
この答えももちろん、ノーです。
ハワイでも「こんなに食べてしまって、どうしよう」と焦って、夜中に吐きまくりたいか?
これももちろん、ノーですね。
太りたくない気持ちは変わらない。痩せたい気持ちもなくならない。
それは昔から同じだったと思うんです。
でも「帰国したら頑張ればいいから、旅先だし少しくらい食べちゃおう♪」って、明るく考えて(しかも実際すぐ体重は戻せてた)、旅先ならではの食を楽しんでた。
おいしい食事とお酒を前に、いい笑顔をしていた私。
心の底から「楽しいな、おいしいな、くつろげるな」と思っていた私。
しばらく仕事が忙しいので、旅に出るとしたら10月末以降になりますが……
もしバカンスに出られたら、そのときはもう
”食事を恐れ、太ることを恐れ、過食衝動を恐れて、振り回されている私”
なんかじゃない私で出かけたい!!
強く強く、そう思いました。
そう思えたら、ちょっとパワーが出てきた。
思ったからって、すぐ治るわけじゃないのはわかってる。
でもこの病気は「どうしても治したい」って強い気持ちでいないと、治らないんじゃないかなと思うんです。
治す=マトモに食事する=太ってもいいって思う、ことだから。
太りたくない気持ちがあると「いっそ、治らないほうがいいかもしれない」って思うこともある。
そんなとき、味方になってくれるのが、こういう「少し先の未来像」かもしれません。
そんなに一気に「太ってもいい」って開き直れないけど(笑)
でも、こういう未来像がパワーとなって、私の場合は「糖質量の制限をちょっとゆるめてみよう」くらいは、思えるようになってきました。
しばらくの間、楽しかったハワイ旅の写真を壁紙にして眺めようと思います。
母にも「久しぶりにハワイに行きたい」って言ってみようかな。ひとり旅じゃなくて、家族旅行がしたいです。