回復への試行錯誤②罪悪感の少ない食材を探る
私はかなり厳密な糖質制限をしてきたので、過食モードに突入すると普段はありえないほど、高糖質なものばかり欲する傾向にあります。
しかも、ここ↓でも書きましたが、甘いもの三昧(汗)
摂食障害を自覚し、この病を経験された専門家たちの本を読んでようやく
「体が飢餓状態になっているから、足りていない栄養成分で体を満たしてあげない限り、過食衝動はなくならない」
ということは理解できましたが……
なにしろ「1日あたり糖質20gを目指す、最悪でも60gまで」なんて生活をしてきたので、急に「よし、たっぷり糖質を摂るぞ」なんて無理がある(汗)
それに、まだ太るのが怖いので、無理やり摂取してもどうせ吐いてしまうと思う。
とはいえ……いつまでも過食嘔吐を続けたくはない。
体への負担はもちろんだけど、吐いたあとの自己嫌悪は本当につらい。
そこでいろいろ考えて、最近やってみたのがこちら。
●今まで禁じてきた、糖質の高い食品リストを眺めてみる
●そのなかで「これならまだ、糖質が低め(いや高いんだけどね!)で、罪悪感が少ない」ものを挙げる
●そこからさらに「これを食べると、私は幸せな気持ちになるな」って大好きなものを、感覚的にセレクトする
私の場合はこうなりました。
【私が幸せな気持ちになれる、高糖質な食べもの】
じゃがいも⇒とくにマッシュポテト、ポテサラが最高(ポテトフライはいらない)
とうもろこし⇒コーンポタージュスープや、コーンのバター炒め、マッシュしたコーン
いちじく⇒ドライいちじくとハードチーズを一緒に食べるのが好き
ジャスミンライス⇒ガパオライスや鶏飯LOVE
落ち着いて考えてみたら、これだけあれば割と幸せなことに気づいたのです!
不思議なことに……過食モードのときに詰め込んでいる小麦系の甘いもの(菓子パンやチョコクッキー)は、あまり私をハッピーな気分にしない。
罪悪感が強すぎるし、平常心のときは別に食べたいとも思わない。
選んだ食材はどれも、高糖質ではあるけれど、たとえば中サイズのじゃがいも(未調理)1個やホール缶のコーンって、食パン1枚よりはるかに低糖質。
いちじくは糖質が高いけれど、一気にたくさん食べることはないし、食物繊維やカリウム、ミネラルなど、栄養価が豊富。
タイ米は糖質高いけど、いつもいつも食べたいわけじゃないので、たま~にならいいかなって。
あとは今まで通り、低糖質食材(鶏肉やラム肉、ホタテ、シーザーサラダ、枝豆、白ワイン)があれば満足だな、と思ったのです。
もともと、こんなに厳しい糖質制限が続けられたのって、これら「低糖質食材」に好物が多かったというのもあったので。
それで今、試しているのが、糖質制限を少しゆるめて、これらの食材については「食べていいよ♡」って自分に許すこと。
前は注文時に「いりません」って言っていたけど、
ローストビーフに添えられたマッシュポテトや、ランチコースについてくるコーンクリームスープ、チーズに添えられたドライいちじく……
どれも断らず、積極的にいただいてみる!
まだ過食嘔吐は続いているけれど、これらの食材を生活に摂り入れただけで、過食時に食べる量が減ったことに気づきました。
それってもしかしたら、ちょっと体と心が満たされてるからかな、なんて。
あと、チョコ味のものがほしくなりそうなときは、カロリーメイトを活用しています。
1本あたり糖質10gとカウントしやすいし、喉につかえるからあまり大量に食べられないので(笑)
たまに朝に食べると、チョコ味を食べたな~って満足できる。
まだまだ、探っている途中ではありますが……
じゃがいも、とうもろこし、いちじくを食べられると思っただけで幸せ。
その感覚も、治していくためには必要なのでは、と感じてます。