3歩進んで2歩下がってもいい~ダイエットと摂食障害と素直な心

大好きなダンスをもっと上手に踊りたくて、糖質制限ダイエットを始めたらつい行き過ぎて、摂食障害を患ってしまいました。今は治すためにセラピーを受けながら、健康的なダイエットを模索しています。日々「私ってこういう人間だったんだ」と、病気から学ぶことがたくさん! 回復記録、揺り戻し記録、克服のヒント、素直な気持ちを書き綴っていきます★

摂食障害を自覚するまで④停滞期の焦り

前回はこちら

 

糖質制限ダイエットを始めて3ヶ月ほどで、5kg体重が落ちました。

正直に書くと、56kg→51kgになり、体脂肪も3.5%ほどダウン(身長は161cm)。

 

ダンスのレッスン量が増えた時期でもあり、見た目がかなり絞られて、人から「痩せた?」と指摘されることも増えたので……

その喜びのおかげで、甘いものの誘惑にはギリギリなんとか打ち勝ち、過食嘔吐も習慣化しない程度にとどめていました。

 

それが、ついに下げ止まってしまった。

目標は48kgなのに、体重を測ると51kg前後をウロウロ……それが4ヶ月近く続いて、どうして?と意味がわからなかった。

巷の糖質制限ダイエット本には「20kg痩せました!」みたいな煽り文句が多数書かれているのに、私はたった5kgで停滞期ってなぜ(涙)

 

いま考えれば、ダイエット本の著者さんって、もともとかなり肥満体型で、そこから20kg痩せて標準体重になりました!というカラクリなんですが、そんな冷静な判断もできなくなっていました。

 

「私の停滞期が長いのは、頑張りが足りていないんだ」

「たまに甘いものの誘惑に負けてる私は、やっぱり意志が弱いんだ」

「糖質を抑えるだけじゃダメな体質なんだ」

「太りやすい体質ということだから、ほかにも努力しないといけない」

 

ここからはもう一喜一憂の生活。

「私がダメな理由」を探しながらも、いまいち見付からなくて四苦八苦。

体重計に乗るたびに泣きそうで、増えたら落ち込み、減ったら喜び(でも一抹の不安)。

 

メンタルが不安定になって、人間関係の悩み(思い込みが多数)を抱えがちになって、認知行動療法のカウンセリングを初めて受けたのも、このころです。

過食嘔吐も少しずつ増えていきましたが、カウンセリングのおかげか、週1回程度に抑えられていました。

※ここでは人間関係の相談をしただけで、過食嘔吐の相談は深くしませんでした。一度してみたら、かなりトンチンカンな対応をされたので(この話もまたいつか)

 

あとから体重記録を見直すと、そこまで停滞していなかったんですけどね(苦笑)

ゆっくりではあっても落ちて、50kgを切ってることも多かったし、そもそも50kgで「キープできてる」という点は偉いぞ!と自分を褒めてあげたらよかったのに。

 

48kgという目標数字にしがみつき、数ヶ月で「食欲をコントロールして結果を出せた」ことで、欲も出てしまいました。

 

 

糖質を制限するだけじゃ、私(の体質)はダメなんだ!と思って、ファスティングを実行したら、なんと47.5kgまで落とせて大喜び。

でもやっぱりパワーが出なくてふらふらで、電車内で倒れそうになるときもあって、さすがにヤバイと思って普通に食事したら、すぐに2kgもリバウンドして焦りが加速。

 

さらに「私はカロリーも制限しないといけない体質なのかも」と、糖質制限ではOKとされる赤身肉や卵、アボカド、マヨネーズ、オリーブ油など、こってり系のものも避けはじめました。

人に「私は野菜と魚が好き」と公言し、野菜と魚のおいしい店を調べ、友達と食事するときは予約係を名乗り出て、私でも注文できるものが多い店をセレクト。

 

自己暗示をかけていた。

「私は野菜と魚が好き、淡泊な味が好き、シンプルな素焼きの料理が好き、たまに魚と鶏肉を食べるセミベジタリアンです」って。

 

そして、行き過ぎたレコーディングダイエット。

その日に食べたものをノートに細かく書き出し、食材ごとに糖質量の載ってるハンドブックを片手に、各食べ物の糖質量を計算してメモ。

一日に糖質量が50gを超えると大きく×をし、超えなかったら〇をつけるという、極端な日記をつけていました。

 

でも、ここまでしても相変わらずの停滞期……。

体重を測るたびに泣きそうで、でも毎日測らないと気が済まなくて辛かった。

 

50kgから落とせない自分が嫌で嫌で、ダンスのレッスン中に鏡を見るたび、太ももばかりが目について落ち込んで、薄い体型の友達を見てはまた落ち込んで。

この感覚は、今でも続いています。

 

そして、こんな不安定でストレスフルな生活から逃げたくて、海外ひとり旅に出ることにしました。

2週間のひとり旅、ダンスのレッスン三昧!!

 

でも、そこでついに過食嘔吐が習慣化してしまいます……。

続きはまた次回に。

 

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 過食症・過食嘔吐へ
にほんブログ村