3歩進んで2歩下がってもいい~ダイエットと摂食障害と素直な心

大好きなダンスをもっと上手に踊りたくて、糖質制限ダイエットを始めたらつい行き過ぎて、摂食障害を患ってしまいました。今は治すためにセラピーを受けながら、健康的なダイエットを模索しています。日々「私ってこういう人間だったんだ」と、病気から学ぶことがたくさん! 回復記録、揺り戻し記録、克服のヒント、素直な気持ちを書き綴っていきます★

7/14のお食事記録(1日4.5食…!?)

◆2017年7月14日のお食事

朝)カロリーメイト1本、調整豆乳

昼1)外食⇒チキンソテーと夏野菜(パプリカパウダーソース)、半ライス

昼2)生春巻き、タンドリーチキン、枝豆スープ

間食)チーズ、ドライいちじく1/2

夜)もち麦おにぎり、サラダチキン、ゆで卵、低糖質プリン

 

なぜこんな変な食べ方をしたかというと、昨夜が完徹で、今も夜中2時まで仕事をしているから。

 

朝5時に朝食を摂り、昼1は朝11時半、少しの仮眠を経て昼2が夕方、夜は22時ごろに食べたもので…起きている時間が長すぎて、食べるタイミングがちぐはぐになり、少量×4回(+間食)の小分けになったのでした。

 

途中で「お酒飲んでないのにこの量って、過食と言えるのでは」……と思い、一瞬、恐怖に支配されかけましたが(汗)

こうして食べたものを書き出してみると、1食あたりのおかず量は決して多くない。たしかに日に2食もお米を食べたけど、少量なので許容範囲内。

 

それに、もしこれが食べすぎなのだとしたら、明日に調整すればいい。

とわかってはいても、心臓がバクバクしてきて集中力が落ち、怖くなってしまいました。シラフなのに吐きたくないよって。

 

「大丈夫、大丈夫、落ち着こうね」

と、心に言い聞かせながら、何度か深呼吸をしたら、体がポカポカしてきて、ようやく気分が安定しました。

ふぅ、まだまだ不安定なものですね。

 

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私はやっぱり、鶏肉が好きです♡

お肉のなかでも一番、チキンが好き。次いでラム肉、鴨肉、そのあとが牛肉。

なるべく好きなものを優先的に食べよう、それなら罪悪感よりも「好き」って気持ちが勝って、おいしく吸収できるから。

 

と開き直った結果、今日、鶏肉ばかりになってしまった(笑)

 

いま「口に入れて咀嚼すること」を見直している最中です。

あと「落ち着かないときは深呼吸」する習慣も取り入れてます。

どちらも、過食脳をやわらげるのに、ちょっと役立ってる気がするので、改めて記事にしますね。

 

今夜はあまりに疲れたので、このあたりで。

 

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人気モデルが摂食障害を告白

インスタで人気のモデル、アレクシス・レンが摂食障害を告白したそうです。

 

www.elle.co.jp

 

記事を読む限りでは、拒食症になっていたのかな…と。

 

お母様の死によるストレス、エージェントから太ったことを指摘されたストレス、初めてダイエットをしたストレス、有名な恋人を優先させてしまうストレス、旅ばかりの不安定な生活へのストレス。

あらゆるストレスから目をつぶり、食事を拒否することでギリギリの気持ちを保っていたであろうことが、以下の言葉からわかります。

 

「この時期の自己評価は最悪だったわ。食事とトレーニングをコントロールすることでしか安心を得られなかったの。食べると罪悪感を覚えて、食べたくなくなる。どんどん食べる量が少なくなっていったし食べ物が怖かった。周りのみんなは『アレクシス、いったいどうしたの』って感じだったわね。でも、SNSのみんなが私を好きでいてくれるのはこの体だから、と思っていたの」

 

「痩せた体でないと好きでいてもらえない」

「太ってしまったら私には価値がなくなる」

そんなふうに思ってしまう気持ち、よくわかります……。

 

摂食障害を自覚したばかりのころ、セッションをお願いしたアドバイザーの方から

「モデルや芸能人はもちろん、医者とかトレーナーとか栄養士とかエステティシャンとか、美や健康のスペシャリストとして暮らしている人で、実は摂食障害というケースは意外に多い」

と言われたことがあります。

 

私自身も、食と健康、美容にかかわる仕事をしていて、とくに糖質制限については専門的に学んできたので、常に「発信者として成功していなくてはいけない」と思い込んで、後に引けなくなってしまった。

 

私は、人前で体をさらすことは少ないけれど、それでもかなりのプレッシャーを感じてきたので……

モデルを職業にしているアレクシスが、鏡やカメラの前に毎日立ち、自分の体を眺め、太って周囲から「価値がない」と言われてしまう恐怖と、どれほど闘い続けただろうと想像すると、胸が痛くなります。

 

でもこうしてカムアウトして、今では健康的にモデル体型をキープしているようなので、ホッとひと安心。

 

摂食障害にかかるのは10代や20代と、若い人がとても多いので、まだ20歳の彼女が勇気を出して告白したのは、とても意味のあること。

最後のメッセージの力強さに、私も励まされました。

 

もし幸せな気持ちじゃなければ体だって幸せそうには見えないし、あなた自身も幸せになれないわ。『大丈夫』じゃなくても、大丈夫。あなたの体は気持ちに反応するのだから、普段どう感じているかを大切にして 

 

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7/13のお食事記録

◆2017年7月13日のお食事

朝)牛乳

昼)鶏肉と枝豆入りのひじきサラダ、カリフラワーと玉ねぎのクリームスープ、雑穀米(茶碗半量)

間食)低糖質抹茶プリン

夜)豚肉のグリル・ベビーリーフ添え、ゆで枝豆、チーズ一切れ、ドライいちじく1/2個

 

昨日はちょっとだけ、やらかしましたので……

今日はお家でシンプルなお惣菜のごはん。

 

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やっぱり、一日の早い段階でごはん(噛み応えのある、玄米、もち麦ごはん、雑穀米など)を食べると、心地いいみたいです。

お腹がすいても、脳が「手っ取り早くパンやチョコをよこせ〜」ってなりにくい。

 

昨日はさほど酔ってなかったのですが、ちょっとパンがほしくなって過食嘔吐

かなり意図的な過食嘔吐でした。今の自分を確認したかった、というのに近いかな。

 

そしてなんと私、そのときに食べたコンビニのものを

「なにこれ、まったくおいしくない」

って思ったんですよね。

 

菓子パンも、ホットサンドも、ついでに食べたチョコラスクも、おにぎりも。

ケミカルな小麦の味がまずくて「なんだこれ、おいしくないなぁ」と思いながら食べ、結局それぞれ半端に残しました。

 

でも、これはとてもいいこと。

もしかしたら最近の「お酒は控えて、おいしくてよいもの(ちゃんとしたレストランとか、家での自炊とか)をゆっくり食べよう」活動のおかげで、私の味覚が正されてきたのかも。

 

こうなると過食モードになったとき、今まで食べては後悔しまくっていたもの(菓子パン、パスタ、チョコ菓子、アイスなど)が要らなくなってくる、はず。

「あんなまずいものなら、追加で食べなくてもいいかな」って感覚的に思うようになれば、しめたもの!!

 

まっすぐ帰宅して、どうしてもという場合は、買い置きしてあるドライいちじくとか、低糖質プリンとかを少し食べて満足…くらいに留めたいです。

 

この「味覚の変化」については、今度改めて書きますね。

自分の味覚をよく確認&観察しながら、味わうようにしていきたい!

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「自分のため」に涙すること

昔から、涙を流すことが苦手でした。

学校や会社で、人前で泣く子を見るたび(そういう子はなぜか、よく私のところに来て泣く)、心の中では「それってどうなの」と思ってた。

 

人前はおろか、ひとりでいるときも「自分のため」には泣かない。

悲しい映画を観て泣くことはあるけど、それは「自分のため」じゃない。

辛くても苦しくても「自分のため」に泣くことだけは、ぐっと堪えてきた。

 

私が泣くのは、本当にギリギリまで耐えたあと。

覚えているのは、子どものころに、ずっと我慢してきたことを先生が見抜いて、かばってくれたとき。会社員時代、毎日15時間近く働いて、休みもほとんどなくて、消えてしまいたいと思うほど鬱々としていたとき。あとは、婚約までしていた恋人と、長い長い話し合いを経て、別れることになったとき。

でも、それも一回きりで、どこかで「こんなことで泣いちゃダメ、しっかりしなきゃ」と思っていたから、すぐに泣き止んだ。

 

そんな私が、摂食障害を自覚して以来、今までの人生でありえないほど頻繁に「自分のため」に泣いています。

こんなに涙があったんだ、と驚くほどの号泣ぶり。うめきながら泣きじゃくって、涙も鼻水も止まらなくて、わんわん泣いて。自分に対して「よく頑張ったね、もう我慢しなくていいんだよ」って言いながら、その言葉に自分で泣けて。

冷静な私なんて影も形もない。ただ、涙が流れ落ちるに任せて泣く。

 

こんなに我慢をしてきたんだ、と驚いてばかり。

こんなに格好つけてきたんだ、とも言えるけれど。

「冷静な私」なんていなくて、本当はずっとずっと、自分に正直になって、わんわん泣きたかったんだね、私は。

 

子どものころから、母は私が泣くたびに嫌な顔をした。大げさな話ではなく、私が泣くと嫌悪したように顔をゆがめて、じっと見ていた。

「なに泣いてるの」「泣かないでよ」と言ってくるときは、まだマシ。大抵は無言で嫌そうな顔をして、ただ困っていた。

普段はあんなに優しい人なのに、どうしてそんなリアクションになるのか、さっぱりわからなくて、私は母の前で泣くことをやめた。

母の前だけじゃなくて、自分のために泣くことが恥ずべきことみたいに感じて、自分のことでは泣かなくなった。

 

母もまた、泣けない人。彼女が泣いているのを見たことがない。

親友を亡くしたときでさえ、悲しんでいるのは確かだけど、涙は流さなかった。

悲しい映画を一緒に観て、映画好きの母がとても感動していることは伝わってくるけど、やっぱり泣くことはない。

映画の最中、私が涙を流すと決まって私の腕をつつき、からかうような声で「やだ、あなた泣いてるの?」と聞いてきた(よりにもよって、映画のクライマックスに(苦笑))。

だから私は今でも、右目からはあんまり涙が出ない。よく母が右側にいたから。

 

もしかしたら母もまた、かつて何か嫌な目に遭い、泣くことをやめたのかもしれない。

泣くことは弱い、泣くことは情けない、泣くことは逃げること、泣いてはいけない……そんなふうに思っているのかな。

 

次第に私もそう思うようになってた。

たぶん今回、摂食障害にならなかったら、自分が「自分のために泣いたことがない」なんて自覚もせずに、生きていったと思う。

 

でも今、長すぎる時を経て、ようやく自分のために涙しています。

その涙はビックリするほど温かくて、優しくて、私のなかで我慢しつづけていた「小さいころの私」までもが慰められ、泣くたびに心が落ち着いていく。

そして泣くたびに、自分以外の人に対して、優しい気持ちがこみ上げてくる。

 

泣くのって大事なんだ。

それはつまり、悲しいときに「私は悲しい」「私は傷付いている」「私は平気じゃない」と認めること。

そういう弱い気持ちを持った自分を、ちゃんと受けとめ、認めてあげること。

 

母のせいにはしない。

今はただ、ずっとおろそかにしてきた素直な感情をそっと抱き留めながら、摂食障害に向き合っていきたいと感じています。

 

これが治療と回復に、どう役立つのかはわからないけれど……

ぐちゃぐちゃになって泣いてる私だって、私の一部。そして、正直になった私もそう悪くない。この正直さはいいものだよって思うから。

それならば、ずっと堪えて頑張ってきたストレスが積もって、過食嘔吐している私のことも嫌わないで、「今は我慢しなくていいんだよ」って言ってあげてもいいのかもしれない。

 

このごろ涙を流すたび、そんなふうに感じています。

過食嘔吐はまだ続いているけれど、私にとってこの涙は、希望の光と言えるかもしれません。

 

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7/11のお食事記録(&ドライいちじくの効能)

◆2017年7月11日のお食事

朝)カロリーメイト1本、ギリシャヨーグルト

昼)こんにゃくのピリ辛煮、ゴーヤ湯葉のおひたし、もち麦おにぎり

間食)チーズ、ドライいちじく1/2個

夜)鶏肉のソテー・しそソースがけ、カリフラワーと玉ねぎのスープ、ドライいちじく1/2個

 

昨日はしっかりとお家ごはん。

体によいものを食べることができました。

 

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昼ごはんは買ってあった、和のお惣菜の盛り合わせ。

朝か昼に和食を食べると心地よくなることに、最近気づきました。

 

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夜ごはんは、最近登録した「毎週、シェフのお料理レシピと食材が届くキットの宅配サービス」で届いたお料理。

できた状態で届くのではなく、食材とレシピが来て、自分で作ります。

これがなかなかおいしくて、そして楽しい↓

 

tastytable.jp

 

このサービスに登録したのも、外食回数(飲む回数)を減らす目的。

ひとり酒をせずに「家に食材があるから」とまっすぐ帰宅するため、そして、料理をする楽しさと、安心できる自家製のものを食べる喜びを思い出すため。

食材は人数分に小分けされて届くので無駄がないし、レシピも難しくないので多少アレンジしやすいのも楽しいです。

 

昨日は、とても面白い発見がありました。

お夕飯が軽めだったので、夜遅くなるにつれてソワソワしてきて「甘いものがほしい、手っ取り早くチョコとかアイスとか食べたい」モードに。

 

でも、家にストックがなかったので、深呼吸して心を落ち着けてから

「まず、家にあるドライいちじくを少しかじってみてから、本当にチョコやアイスが食べたいのか、様子見してみよう。どうしてもほしいなら、買いに行こう」

と思いました。またしても実験(笑)

 

そしたら本当に不思議なのですが……

ドライいちじくをゆっくりとかじってたら、1/2個あたりで体がポカポカと温まってきて「あ、満たされた」と思ったんです。

それで自然に「甘いものはもう充分だな」と感じて、半分だけ食べて残りは冷蔵庫へ。

 

もともとドライいちじくが大好物だし、ねっとりと濃厚な甘みがあるので、少量でも満足しやすい果物ではありますが……

暴れがちな私の脳が、ほんの少しのドライいちじくで「満たされたよ」ってサインを出して、すっかり落ち着いてくれるなんて、驚きでした。

 

摂食障害を治すため、そして永続的にダイエットに取り組むためには

「体の声に従い、そのとき食べたいものを食べることが大事」

とよく聞きます。本能的にほしがっている栄養や味を取り入れることで、心身ともに満足させれば、次第に余分なもの(間食)を取り入れなくてもよくなる、という仕組みですよね。

 

昨日、私の脳も「足りない」って思ったとき、瞬間的に「手っ取り早くエネルギーになる糖質(お菓子)をよこせ」ってなったんだと思う。

でも、シラフの私がそこで甘いものを食べると、かなり落ち込んでしまうので、バカ正直にお菓子を食べるのは得策じゃない。

 

ドライいちじくは栄養満点。

水溶性食物繊維カリウム、ビタミン・ミネラルが豊富で、カロリーは高いけれど、食べすぎなければとても体にいいものです(ドライのほうが栄養価高い)。

 

macaro-ni.jp

 

どうせ間食をするなら、栄養価の高いものを食べると罪悪感も少ない。

しかもドライいちじく、大好き♡

大好きだから、少し食べれば脳も心も落ち着ける。

 

これから、家にドライいちじくのストックは切らさないようにして、外出時も少し持ち歩こうかなと思います。

ほろ酔いで過食スイッチが入りかけたときも、ちょっと食べてみると満足するかも。

あと、過食欲求に突き動かされそうになったときは、いったん心臓に手を置いて深呼吸すること。これも大事!

 

またひとつ、学ぶことができました。

 

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「満腹」サインを感じるためには

いつからだろう……

満腹中枢がきちんと働かなくなっていた。

 

厳密な糖質制限をして、そのあとカロリー制限もして、野菜ばかり食べて、いつも満たされない気分で、お腹が空いていて、でも食べたくなくて、食べられなくて。

そんな日々が続くうち、たとえば友達と外食して、相手が「お腹いっぱいで苦しい」「これ以上、食べるの無理」とか言うたびに、こう思うことが増えていった。

 

「私まだまだ食べられるけどな…」

「なんで私はお腹いっぱいにならないんだろう」

「自分があとどれだけ食べれば満腹になるかわからない」

「やっぱり私は大食漢なんだ、きっと太ってしまうんだ」

 

普段ほとんど食べていないのに、外食してアルコールが入ると、不思議なくらい、どこでも食べられてしまう。

胃は小さくなっているはずなのに、満腹だっていう感覚がないから、いくらでも詰め込むことができる。

だからよく、友達とバイバイしたあとに、ひとりでバーに入っておつまみを食べたり、コンビニでお惣菜を買ったりするようになった。

これが過食嘔吐のはじまりでした。

 

どうしても、お腹がいっぱいっていうサインが体から出ない。

たまに酔って過食している最中、もういらないなって思うときはあったけど、それより「今しか食べられないのだから、どうせ吐くし食べちゃえ」って欲求のほうが強くて、苦しくても詰め込んでた。

 

今ではようやく理由がわかります。

いつも厳しすぎる糖質制限&カロリー制限で、体は飢餓状態になっていて「もっと栄養を、もっとエネルギーを」って求めていたんだろう。

 

それがですね……

ここ最近、とくにお酒をぐっと控えて、ゆっくり食事を”楽しむ”ようになってから、ようやく、ようやく

ちゃんと「お腹いっぱい、満腹です」ってサインが出るようになりました(涙)

 

そのサインがあれば

「お腹いっぱいで苦しいから、もうやめよう」

ということはもちろんだけど

「そろそろ満腹になりそうだから、このへんで止めておこう」

って、少し手前で食事をやめることも可能。

 

普通の人にとっては当たり前のこと……こんな感覚もわからなくなってたんだ、って驚くことが本当に多いです。

 

私がちゃんと「満腹サイン」を感じるには、以下の条件が必要のようです。

●お酒を飲みすぎない(最初の2杯まではOK、それ以降はお茶がベター)

●ゆっくりと、よく噛んで食べる(一口を大きくせず、少しずつ味わう)

●会話しながら食べない(会話中は話に専念し、聞き手のときだけ食べる)

●胃のあたりが温まってきたら、ちょっと間を置いて満腹度合いを確認

 

外食のときは難しい場合もあるし、毎回そううまくはいかないけれど……

まずは家での食事からこのルールに慣れていって、外食のときも、そういう食べ方・感じ方ができるようになれば、と思います。

 

ほんと、毎日が実験(笑)。ゆるゆると続けてみます!

 

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母親との対話を通して①

母に摂食障害をカムアウトして以来、いろんな葛藤がありました。

日々いろんな葛藤があるので、シリーズ形式で随時書き記していこうと思います(私が愚痴りたい…という目的も含めて(笑))

 

理解を示し、心配してくれるのは嬉しいけれど……

やっぱり摂食障害を理解してもらうのは、なかなか難しい。

私だって、この病気になる前は誤解していた部分が多かったので、わからない気持ちはよくわかるのだけど、何も調べることなく、ストレートな疑問や意見をガンガン押し付けてくるから、辛くなることも多くて。

 

●なんでそんなに痩せることにこだわるの?

●コンプレックスなんて誰でもあるんだから……

●ちょっとは我慢できないの? どうしてもダメなの?

●どう? 治ってきてる? ちょっとはよくなってるの?

●それは必ず治るのよね? 怪しい病院じゃないでしょうね?

●お酒は絶対に飲んじゃダメよ。飲みすぎだから、そうなるのよ

●気にしすぎで病気になってるんだから、そんなに気にしないほうがいい

●ストレスなんて誰にでもあるんだし、溜め込まなきゃいいのよ

●泣くようなことじゃないじゃない、大げさに考えないほうがいい

●早く元の「明るくて前向きなあなた」に戻ってね

●体型を気にしすぎてしまうなら、お願いだからダンスはやめてほしい

 

あと「昨日はどうだった? ちゃんと食べた? 吐かなかった?」と、毎日のように確認してくるのも、辛かった。

こちらも正直に「うーん……まぁまだダメだよ…」と伝えてしまうので、そうするとため息交じりに「あぁ…そうなの」と返されて、母親をガッカリさせたこともまた辛くなってしまって。

 

それで昨日、長い手紙を添えて、摂食障害について書いた本から「過食症」「過食嘔吐」になる性質や傾向、治し方など、詳しい箇所をコピーして渡してみました。

手紙では、この病気が外から見るよりも辛い症状を伴うこと、それに対して私がどれだけ自己嫌悪になってしまうか、治すのがどれほど大変かがわかるように、初めてと言っていいほど心を開き、気持ちを書きつづりました。

 

さきほど、電話があって「資料はまだ読んでいないけど、手紙は読んだ」そうで、ある程度の理解を示してはくれたけど……そこで出てきたのが「いとこの話」。

 

「いとこの〇〇ちゃんなんて、職場で女性の先輩から『またそんな服を買ったの? 旦那さんも大変ね』なんて、よく嫌味を言われてるらしいわよ。強気に『ええ、旦那さんは素敵だと言って買ってくれますので』って返してるらしいけどね。誰だってそういう人間関係のストレスくらい、あるわよ。あなたは会社に所属していないんだから、まだいいじゃない」

 

ああ……って思いました。全然わかってもらえない。伝わらない。

 

電話口でまた泣きそうになりながら

「人との比較では、ストレスなんて測れない。それだと、いとこのほうが大変でも耐えてるのだから、私はストレスのかかりにくい生活環境なのに、摂食障害くらいで甘えてる、ってことになるじゃない。何をどう感じるかなんて人それぞれで違うのに」

と言ったら、母は慌てたように「そんなこと言ってないじゃない」と言い、焦ったように電話を切られてしまいました。

 

すごく悲しい。悲しくて、もどかしくて。

別に「あなたは甘えてる」って言いたかったわけじゃないと思うけど、私にはそう聞こえるというのが伝わらないことが辛くて。

 

それでもう一度電話をして

「さっき、ああ言われたけれど、私が甘えた性格だからストレスを強く感じてしまうと言われているようで、とても辛い。私にもいろんなストレスはあるし、病気のことは真剣に悩んでいるし、それをどう感じて受けとめるかなんて、人によって違う。ほかの人よりも楽なのだからもっと頑張れ、と言われても、私には私の感じ方があって、今とても辛い」

と泣きながら伝えました。

 

うちの母は「泣くこと」に対して強い抵抗感がある人で(そのことは今度改めて書きます)ものすごく動揺しながら

「そんな泣かないで。そういうつもりで言ったんじゃなかったの。でもごめんなさい」

と言ってくれました。

 

母を動揺させるのは嫌だし、謝らせたいわけじゃない。

それでも……ここでモヤモヤとした想いを放置したら、私はきっと母と話すのをどんどん避け、せっかく開いた心を閉じてしまうだろうなと思った。

結果的に動揺させてしまったけれど、気持ちを伝えられるようになったのは、きっといいこと。すごくいいこと。

 

そして泣いて話しながら、私はずっと母に対しても心を閉ざしてきたんだと思いました。

「どうせわかってもらえない」と諦めて、本音を言わず、たまに喧嘩するけれど、肝心な言葉は伝えずに、イライラをぶつけるだけだった。

でも今、ようやく「私はこういう人間である」と素直に認め、素直に伝えられていると感じています。

 

急だから母もビックリしているし、動揺もしているけれど……

ゆっくりとコミュニケーションをしながら、伝えていきたい、わかり合いたいと願っています。

 

私はこんなにも「わかってほしい」って思ってたんだ。

ずっと「本当の私に気づいて」「本当の私を避けないで」と思ってた。

だから最近、本音で母と話すたび、こんなに涙が出るんだ。

 

でも涙を流すたび、少しずつ「これでいい」って気持ちが高まってます。

母との対話、今後もいろいろあると思うので、更新していきます。

 

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